ド・ストライク。
真ん中ストレート!
ってくらいにヤバイ。面白い。
★
年号「正化」の時代。
舞台は日本のパラレルワールドだと思えばOK。
メディア良化委員会による良化法
・・・出版物に対して検閲をかけ、
処分・出版差し止めなどを有する・・・
に対抗するため、図書館は自衛組織として図書隊を設立。
いまや自衛隊に劣らぬ組織となっている。
物語は、主人公・郁が5年前に自分を助けてくれた
憧れの図書隊員“王子様”を追って
図書館に就職、防衛員になるところから始まる。
★
主人公・郁をはじめ、キャラ全員が立っていて、
文章もライトノベルだからすらすら読みやすく、
どういう話かとか全然知らずに読み始めたから、
1Pから度肝を抜かれました。
「お父さんお母さん・・・私は念願の図書館に採用され・・・
・・・毎日軍事訓練に励んでいます」
なんで軍事訓練?!って、素直に思ってしまった。
ああもうこの時点でやられた。
もっと真面目な話なのかと思ってたら、
主人公成長ラブコメアクションモノ。
ベタ甘ラブが苦手な人にはダメかもだけど
私の失ったトキメキを取り戻してくれる
胸キュンやきもき具合は非常に心地よい。
ラブ的要素はもう、最初から誰が王子様なのか
全然わかっちゃうし、ベタなんだけどなんだけど!
なんで気づかないかねこの子は!
って主人公に憤っちゃうんだけど!
そのやきもきがまた楽しい。
そして堂上がカッコよすぎてヤバイ。
二次元の人間にマジで惚れそうな勢い。
と、コメディ要素が強くて忘れがちになるけど、
忘れちゃいけないこの話は“戦闘”の話。
自治自衛権を持つ図書館を守る図書隊。
死傷者を出すこともある「良化委員会」との戦い。
実際に戦闘の最中の飛び込んでいく防衛員。
そして組織の裏、汚さ、難しさ。
自由と権利を守るために戦うけれど、
けして正義の味方じゃない・・・。
そういった“オトナ”な部分も含まれて、
それで緩急ついて凄く面白い話になっています。
続編があと3冊。
そして4月に別冊と。
大人買いして全部読みたい!
と思うんだけど、全部ハードカバー¥1680・・・
一応図書館で予約したのだけど、
待てなかったから買ってしまうかも。
その前に東野圭吾が借りられるようになったから、
そっちを読まなくちゃなんだけど。
これも逃したらまたどれだけ待つか分からないし。
でもってこれ、アニメになるんですね。深夜枠の。
そうだな、これは実写じゃないな、
文章で読む漫画って感じがしてたから、
アニメと言われて納得。
あと3冊あるし、4月に1冊出るし、
アニメ開始の4月までテンション保ってそうだから
多分、1話は見てみる。
録画しないと見れないから、
続くかどうかは分からないけど。
いやしかし。久々にスマッシュヒット。
心臓鷲掴みにされた作品です。
作者が女性という事に、途中まで気づかなかったけど。。。
そりゃ、女性だよな(笑)